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天然ふーふ

持続可能な自給自足的暮らしを求めて、東京から瀬戸内海沿岸に移住(いわゆるIターン?)した我が家(または僕)の生活や思いを綴るブログ。3.11の地震による原発事故後、これまで自分たちが送ってきた生活のあり方を考え直して移住を決意。移住後は、これまでの文明的な生活は否定せずとも、できるだけ電力会社や石油エネルギーに「依存」することから脱却し、持続可能な社会やコミュニティ、生活を作ることを目指す。もちろん原発は必要ないと思う。現在、冷蔵庫なしで低電力生活中。月の電気代は500円ほど。

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2012 
October 27
金曜日の夜に『放射性廃棄物 終わらない悪夢』という映画を見て勉強会、土曜日に『モンサントの不自然な食べ物』という映画を見た後ジャーナリスト岩上安身さんのトーク拝聴と、立て続けに環境・社会問題を考える機会に恵まれました。

ここ1年ぐらいでなんとなく感じていましたが、日本も世界もいま、一部の人間の利益のために大切なものが破壊されたり侵略されたりしようとしています。武器や兵器による物質的な破壊ではなく、少しずつ法律を改変したり政治的に圧力をかけたりしながらじわじわと。

『放射性廃棄物 終わらない悪夢』公式サイト
http://www.takeshobo.co.jp/sp/waste/

『モンサントの不自然な食べもの』公式サイト
http://www.uplink.co.jp/monsanto/

両日で共通して思ったのは、都合の悪いことは報道されないことが多く、決して政府やマスコミなどの情報だけを鵜呑みにしないこと、一つの事柄に関してできるだけ多種類の情報を集めて自分なりに判断することが大事だということです。当たり前かもしれませんが。

他の国に比べて日本人はテレビや新聞などマスメディアからの情報を信用している人が他国に比べて多いようで、確かに自分もニュースで言っていることがウソだと思ったことはあまりありませんでした。もちろんあからさまなウソを言うことはそうそうないかもしれませんが、「ただちに健康に害はない」など曖昧な表現でごまかされることは多いのではないでしょうか。情報の受け止め方には気をつけたいです。

現在、世界中で経済優先のいわば「カネ目当て」の政治体制がはびこっていて日本も例外ではないと思いますが、もっと国民の生活にも目を向けてほしいものです。消費増税とかTPPとか原発輸出とか再稼働とか勝手にどんどん進めないでほしいです。国の財政がいくら潤っても、国民が搾取されたり、生活の仕方を変えなければいけなかったり、汚染された食品を食べなければいけなかったりするのではまったく意味がないのではないでしょうか。

以下、自分目線で各作品の内容を書いてみます。

--『放射性廃棄物 …』の内容--
【すでに始まっていた悪夢】
ヨーロッパ各国、ロシア、アメリカ合衆国そして日本など世界各国が、1980年代まで核廃棄物の海洋投棄を行っていました。1992年には全面的に海洋投棄は禁止されましたが、すでに世界の海はある程度は汚染されてしまっているようです。放射線核種の種類にもよりますが、この先数万年はすでに投棄された核廃棄物から放射線が放出され続けます。

【秘密で行われていた垂れ流し】
アメリカのワシントン州ハンフォードにある核施設近くを流れる川からは、セシウム137のほかトリチウムなどの放射線核種が検出。ロシアのウラル地方チェリャビンスク市にあるマヤーク核施設では1957年に大規模な事故を起こしながら周辺住民には知らされず現在でも深刻な汚染が残っているようです。いずれも政府当局が汚染を認めることはなく、ロシアでは癌や白血病で亡くなる人が増えているそうです。

【海洋投棄と沿岸放出】
この2つは区別されているようで、沿岸放出は現在も行われています。映画の中で、フランスの「ラ・アーグ」と呼ばれる再処理施設で沿岸放出が行われていることが紹介されていました。この施設ではクリプトンなどの放射性物質も空気中に放出されているようですが、処理施設を運営するアレバ社は汚染を認めません。

まさに終わることのない悪夢です。こうして世界中が汚染され続けているのは悲しいことですが、現実から目をそらさずに生きていきたいです。

--『モンサント …』の内容--
【農薬+遺伝子組み換え作物のセット販売】
モンサントの現在の主力商品は「ラウンドアップ」という除草剤。発売当初は「生分解性がよく環境にやさしい」と謳っていたようですが、虚偽広告としてアメリカとフランスで有罪になりました。すると「環境にやさしい」の記載をなくして今度は「ラウンドアップレディ」として除草剤に対する耐性を持った農作物の種を売るようになりました。この耐性は遺伝子組み換え(GM)技術によって作られたものですが、人体にどのような影響があるかは解明されていません。ラットを使った実験では、遺伝子組み換え作物により奇形を引き起こす例が多数報告されているそうです。

【アメリカ国内での市場寡占化と外国への進出】
アメリカでは現在、農作物全体の70%がGM(遺伝子組み換え)作物になっているそうで、しかも合衆国の法律で遺伝子組み換え可否について記載してはいけないそうです。モンサントの提供する除草剤+耐性作物による運営は手間がかからないので、広大な農地を管理する生産者が導入しやすいのでしょう。

【知的財産権の主張】
モンサントは自らの開発したGM作物などに関して知的財産権を主張して、自家採種(自分の畑に実った種を採取)で農業を行う農家がモンサントの利権を侵害しているとして提訴することが多々あるそうです。多くの場合は農家が敗訴して破産。ラウンドアップを使って大規模に単一作物を耕作する農家だけが生き残れるように先導しているとの批判が絶えません。

大量生産を容易にするために安全性が確認できていない技術を導入してしかも従来のやり方を排除するような体制には恐怖を覚えざるを得ません。
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