天然ふーふ
持続可能な自給自足的暮らしを求めて、東京から瀬戸内海沿岸に移住(いわゆるIターン?)した我が家(または僕)の生活や思いを綴るブログ。3.11の地震による原発事故後、これまで自分たちが送ってきた生活のあり方を考え直して移住を決意。移住後は、これまでの文明的な生活は否定せずとも、できるだけ電力会社や石油エネルギーに「依存」することから脱却し、持続可能な社会やコミュニティ、生活を作ることを目指す。もちろん原発は必要ないと思う。現在、冷蔵庫なしで低電力生活中。月の電気代は500円ほど。
2012
June 03
June 03
震災後の京都の流れから考えると、今回西村さんと皆川さんに同時に会ったことが自分にとって重要なものごとのつながりを意識させてくれる契機になったことは間違いないと思います。
それもそうだし、他の話し手の方々からも重要な考え方のヒントを得ることができたと思います。全員の話を聞いたうえで意識しながら生きていきたい思ったことをまとめてみると、お金がどれくらい儲かるかということだけが最重要なのではないということ、周りの人や自分が個々に持っている得意分野や特性をできるだけ切り捨てずに活かしてやっていくこと、自分や自分たちができることの範囲を見極めながらやっていくことです。
僕としてはどれも当たり前に誰もがやっていくべきことのように感じていますが、同時に、実現し続けていくことを忘れがちなことなんだと思います。
以下、今後の自分への備忘録も兼ねてそれぞれの話について感じたことを書いておきます。
ブーランジェリー・ジンの神さん夫妻の話では、奥さんが「たくさん稼がなくてもいいんです」とおっしゃっていたのが特に共感できました。また、西村さんとのやりとりの流れで「自分がこれからやろうとしていることの結果は特に気にしなかった?」→「やる前から結果分かるんですかね」というのが印象的でした。端的に自分たちの今後とつながるところでは、開店までのエピソードで空き家探しから土地探しにシフトして自分でガレージキットを組み立てるところが参考になりました。
福森伸さんはいわゆる障害者支援施設「しょうぶ学園」を運営している方。「障害者」という特別な種類の人間として接するのではなく「こういう特徴を持った人間」として普通にコミュニケーションするという考え方がよいと思いました。とは言え現実としてはいくつも問題を抱えている話もされていて、日本の社会が多様な個別の特徴を切り捨てながら発展を遂げてきたことの功罪を考えさせられました。
建築家をはじめ様々な仕事をされている中村好文さんは、「身の丈を超えないこと」を大切にして生きていることが話の内容や雰囲気から伝わってきました。これから空き家再生を志す僕としては好文さんの建築に対する考え方などを今後学びたいと同時に、生き方もぜひ参考にさせていただきたいと思っています。(好文さんの本をとりあえず1冊買って本人にサインをもらった。かなり安直ですが…)
エフスタイルの星野さん、五十嵐さんは、商品づくりにおいて自分たちが学んだデザインだけを絶対視するようなことはなく、工場や職人さんとじっくり話し合うことを重視している。僕としては、当たり前にやっていきたいけど現実にはなかなかできないあり方だと理解してます。星野さんの言葉「素直なものに戻していく作業」というのはピンときました。
奈良県にある「くるみの木」の石村由起子さんの話は、僕は個人的に「不意に大きな決断をしてしまったエピソード」というふうに捉えていて、この度自分がした「移住→DIY生活」というのも同じレベルの大きな決断だと思っています。なので、とても他人ごとに思えず聞いていました。そして「由起子さんがいなくなった後はどうする」との問いに対する答え、結論として「その時に残っていた人で考えてほしい」という感じですが、僕も同じ意見です。いなくなった後は、基本的に自分の力が及ばないですし、その時のことを考えるのは、言ってみれば「身の丈」に合わないことなんじゃないかと思います。
夫
それもそうだし、他の話し手の方々からも重要な考え方のヒントを得ることができたと思います。全員の話を聞いたうえで意識しながら生きていきたい思ったことをまとめてみると、お金がどれくらい儲かるかということだけが最重要なのではないということ、周りの人や自分が個々に持っている得意分野や特性をできるだけ切り捨てずに活かしてやっていくこと、自分や自分たちができることの範囲を見極めながらやっていくことです。
僕としてはどれも当たり前に誰もがやっていくべきことのように感じていますが、同時に、実現し続けていくことを忘れがちなことなんだと思います。
以下、今後の自分への備忘録も兼ねてそれぞれの話について感じたことを書いておきます。
ブーランジェリー・ジンの神さん夫妻の話では、奥さんが「たくさん稼がなくてもいいんです」とおっしゃっていたのが特に共感できました。また、西村さんとのやりとりの流れで「自分がこれからやろうとしていることの結果は特に気にしなかった?」→「やる前から結果分かるんですかね」というのが印象的でした。端的に自分たちの今後とつながるところでは、開店までのエピソードで空き家探しから土地探しにシフトして自分でガレージキットを組み立てるところが参考になりました。
福森伸さんはいわゆる障害者支援施設「しょうぶ学園」を運営している方。「障害者」という特別な種類の人間として接するのではなく「こういう特徴を持った人間」として普通にコミュニケーションするという考え方がよいと思いました。とは言え現実としてはいくつも問題を抱えている話もされていて、日本の社会が多様な個別の特徴を切り捨てながら発展を遂げてきたことの功罪を考えさせられました。
建築家をはじめ様々な仕事をされている中村好文さんは、「身の丈を超えないこと」を大切にして生きていることが話の内容や雰囲気から伝わってきました。これから空き家再生を志す僕としては好文さんの建築に対する考え方などを今後学びたいと同時に、生き方もぜひ参考にさせていただきたいと思っています。(好文さんの本をとりあえず1冊買って本人にサインをもらった。かなり安直ですが…)
エフスタイルの星野さん、五十嵐さんは、商品づくりにおいて自分たちが学んだデザインだけを絶対視するようなことはなく、工場や職人さんとじっくり話し合うことを重視している。僕としては、当たり前にやっていきたいけど現実にはなかなかできないあり方だと理解してます。星野さんの言葉「素直なものに戻していく作業」というのはピンときました。
奈良県にある「くるみの木」の石村由起子さんの話は、僕は個人的に「不意に大きな決断をしてしまったエピソード」というふうに捉えていて、この度自分がした「移住→DIY生活」というのも同じレベルの大きな決断だと思っています。なので、とても他人ごとに思えず聞いていました。そして「由起子さんがいなくなった後はどうする」との問いに対する答え、結論として「その時に残っていた人で考えてほしい」という感じですが、僕も同じ意見です。いなくなった後は、基本的に自分の力が及ばないですし、その時のことを考えるのは、言ってみれば「身の丈」に合わないことなんじゃないかと思います。
夫
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