天然ふーふ
持続可能な自給自足的暮らしを求めて、東京から瀬戸内海沿岸に移住(いわゆるIターン?)した我が家(または僕)の生活や思いを綴るブログ。3.11の地震による原発事故後、これまで自分たちが送ってきた生活のあり方を考え直して移住を決意。移住後は、これまでの文明的な生活は否定せずとも、できるだけ電力会社や石油エネルギーに「依存」することから脱却し、持続可能な社会やコミュニティ、生活を作ることを目指す。もちろん原発は必要ないと思う。現在、冷蔵庫なしで低電力生活中。月の電気代は500円ほど。
2012
June 02
June 02
「自分の仕事を考える2日間」充実した2日間でした。
まずは主催者で進行役の西村さんに感謝です。昨年3月の震災後しばらく滞在した京都で西村さんの本に出会ってから頭の中でふつふつとしていた思いを、ようやく外の世界に出せた気がします。
また、京都滞在中にミナ・ペルホネンのショップでたまたまお会いした皆川明さんにも再び会うことができ感激しました。
今回のフォーラムでこの2人に会えたことは、どこか京都で考えきれなかったことの続きをさせてもらっているようでした。
フォーラムの進め方が面白くて、偉い先生からありがたいお話をお聞きしてその後少し質疑応答というスタイルではなく、話し手以外の人間どうしでも話し合う時間が設けられるようになっていて、常に当事者意識を持って参加できる仕組みでした。もちろん西村さんによる進行ありきな気はしますが。
それから、今回妙にがんばってしまった出来事として、皆川さんに東京スカイツリーのユニフォーム受注について質問したくだりをご報告します。僕はスカイツリーが大量生産・大量消費を象徴する建造物のような気がしていてあまり好きではなかったので、正直「どーなの?」と思っていた気持ちを伝えてみたのです。図々しくも、どういう経緯や思いがあってユニフォームを受注することにしたのかと。約300人の聴衆の前ということもあり超ドキドキしました。
皆川さんは丁寧に答えてくださいました。まず、スカイツリーに対する印象として僕と同じような大量生産・大量消費の象徴というような考えには思い至っていなかったとのお言葉。僕が勝手に思っていただけだから特に皆川さんがそこに思い至る必要はなかったのですが…。すいません
そして、国内で生産することを受注の条件としたこと、それを多くの人が訪れる場所にユニフォームとして提供できることをプラスに考えていること、またTシャツなどのグッズはスカイツリー周辺の工場で生産しているため、それが地元産業の向上につながると考えていることなどをご説明いただきました。
妻やその友人たちが憧れるファッションブランド『ミナ・ペルホネン』。僕が質問する前、皆川さんは生地の織り方などベースとなる部分のクオリティに、表に出る柄のデザイン図案などいわば空想による産物を丁寧に乗せていくことを大事にしていると語っていました。
使う人の満足度を考える際、多くの人は市場が求めるものをリサーチすることにとらわれてしまう傾向にあると思いますが、皆川さんが重視しているのはむしろ自らの哲学とも呼べる作り方へのこだわり。自己満足だけで商売は成り立ちませんが、「自分が満足できない状態で商品を世に出しちゃダメ」という思いにはすごく共感できるし、それだからこそ魅力あるモノを提供し続けられるのだと思います。
夫
まずは主催者で進行役の西村さんに感謝です。昨年3月の震災後しばらく滞在した京都で西村さんの本に出会ってから頭の中でふつふつとしていた思いを、ようやく外の世界に出せた気がします。
また、京都滞在中にミナ・ペルホネンのショップでたまたまお会いした皆川明さんにも再び会うことができ感激しました。
今回のフォーラムでこの2人に会えたことは、どこか京都で考えきれなかったことの続きをさせてもらっているようでした。
フォーラムの進め方が面白くて、偉い先生からありがたいお話をお聞きしてその後少し質疑応答というスタイルではなく、話し手以外の人間どうしでも話し合う時間が設けられるようになっていて、常に当事者意識を持って参加できる仕組みでした。もちろん西村さんによる進行ありきな気はしますが。
それから、今回妙にがんばってしまった出来事として、皆川さんに東京スカイツリーのユニフォーム受注について質問したくだりをご報告します。僕はスカイツリーが大量生産・大量消費を象徴する建造物のような気がしていてあまり好きではなかったので、正直「どーなの?」と思っていた気持ちを伝えてみたのです。図々しくも、どういう経緯や思いがあってユニフォームを受注することにしたのかと。約300人の聴衆の前ということもあり超ドキドキしました。
皆川さんは丁寧に答えてくださいました。まず、スカイツリーに対する印象として僕と同じような大量生産・大量消費の象徴というような考えには思い至っていなかったとのお言葉。僕が勝手に思っていただけだから特に皆川さんがそこに思い至る必要はなかったのですが…。すいません
そして、国内で生産することを受注の条件としたこと、それを多くの人が訪れる場所にユニフォームとして提供できることをプラスに考えていること、またTシャツなどのグッズはスカイツリー周辺の工場で生産しているため、それが地元産業の向上につながると考えていることなどをご説明いただきました。
妻やその友人たちが憧れるファッションブランド『ミナ・ペルホネン』。僕が質問する前、皆川さんは生地の織り方などベースとなる部分のクオリティに、表に出る柄のデザイン図案などいわば空想による産物を丁寧に乗せていくことを大事にしていると語っていました。
使う人の満足度を考える際、多くの人は市場が求めるものをリサーチすることにとらわれてしまう傾向にあると思いますが、皆川さんが重視しているのはむしろ自らの哲学とも呼べる作り方へのこだわり。自己満足だけで商売は成り立ちませんが、「自分が満足できない状態で商品を世に出しちゃダメ」という思いにはすごく共感できるし、それだからこそ魅力あるモノを提供し続けられるのだと思います。
夫
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