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天然ふーふ

持続可能な自給自足的暮らしを求めて、東京から瀬戸内海沿岸に移住(いわゆるIターン?)した我が家(または僕)の生活や思いを綴るブログ。3.11の地震による原発事故後、これまで自分たちが送ってきた生活のあり方を考え直して移住を決意。移住後は、これまでの文明的な生活は否定せずとも、できるだけ電力会社や石油エネルギーに「依存」することから脱却し、持続可能な社会やコミュニティ、生活を作ることを目指す。もちろん原発は必要ないと思う。現在、冷蔵庫なしで低電力生活中。月の電気代は500円ほど。

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2025 
July 07
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2013 
August 27
先日、前から行きたいと思っていた祝島に行ってきました。

祝島のことは、2年ほど前に、
映画『ミツバチの羽音と地球の回転』を見て知りました。

祝島の対岸4kmの島、長島にある田ノ浦という浜に
中国電力が原子力発電所を建設する計画があり、
祝島の人たちは30年以上も反対運動を続けています。

僕が原発の問題について考えるようになったのは
3.11の震災より後になってからでしたが、
祝島ではそれよりずっと前から反対運動を続けています。
その点で何か学べるかもしれないという思いも抱きつつ、
今回訪問させてもらいました。


 ↑船から見た祝島

祝島は瀬戸内海に浮かぶとても美しい島です。
本州や他の島と結ぶ橋はなく島までは船で渡ります。

周辺の海は透明度が高くエメラルドグリーンで、
同じ瀬戸内海でも岡山~広島あたりとは全然違って見えました。

島内や周囲の海にはさまざまな動植物が生きています。
今回は会えませんでしたが、運がよければスナメリという
小さなイルカの仲間にも会えるそうです。

食べられるものも豊富で、今回僕たちは山に自生していた
イヌビワと呼ばれるイチジクの一種や、海にいたウニ、
アワビを食べました。


 ↑イヌビワ

島でさまざまな自然や生物に触れてみて、
対岸に原発が建つことがいかに不自然なことかと
思わずにいられませんでした。

原発が建つことで海水の温度は上昇し
生態系が崩れることがかなり高い確率で予想できるそうです。

もともと自然の恵みが豊富に得られる地域で
なぜわざわざ生態系を破壊する原発を建てる必要があるのか。
食物がなくても金があれば人間は生きていけるというのか。

僕はそうは思いません。それに祝島の自然が好きになりました。
だから原発は建てないでほしいし、建ててはいけないと思います。


 ↑建設予定地にされている田ノ浦
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2013 
July 01
昨年8月末から冷蔵庫のない生活を試みていますが、10ヵ月経過して暑くなり、「やはり必要なんだろうか…」と最近よく思います。

東京から来てひさびさに会った友人からも「心配だから冷蔵庫は買ってほしい」と言われました。夫婦でも「あったほうがいいかねえ」「ほしいねえ」と話し合っていて、友人が帰った後どの機種にしようかというところまで考えました。

ところがそこまで考えておいて、改めて二人で「…ほんとに必要かねぇ?」「冷蔵庫があった時のほうがよくモノを腐らせてたんじゃない?」なんてことを話し始めました。結局今はまだ買ってません。

ちなみに、今の生活では生の肉や魚は買いません。別にベジタリアンになったわけではないですが、妻は肉を食べないほうが体の調子がいいと言うし、僕もそれほど肉大好きというわけでもないので、特になくても事足りるのです。

たまに外でラーメンや肉入りのカレーを食べたりはしますが、基本的に毎日動物性タンパク質を食べなくても体の調子が悪いということはないし元気が出ないということもありません。

むしろ肉は牛や豚にどんなエサを与えているか分からない場合が多いし、魚も海洋汚染の影響が心配なのであまりむやみには食べないようにしています。もちろん野菜やコメも絶対安全ではないので、なるべく産地や栽培方法が分かるものを食べるようにしています。…って、すいません、食品の安全性は冷蔵庫とは直接関係はないですね。

…とは言え、冷蔵庫がある生活のメリットというのも考えてしまいます。

1冷たいビールや日本酒が飲める
2冷凍室があればアイスも家で食べられる
3豆乳などが常温より少し日持ちする
4野菜も種類によっては常温より日持ちする
5作りすぎてしまったおかずを保存できる

デメリットも考えますが。

1けっこう性能いい機種でもひと月の電気代が約500円は上がる
2部屋が狭くなる
3引っ越しの時に運ぶのが大変
4音がうるさい(機種にもよりますが)
5排熱で部屋が暑くなる
6今の生活なら夏以外は不要

人として生きるのに冷蔵庫が絶対に必要、というわけではないと思うのです。ただ、おみやげなど買って遊びにきてもらえる場合に「あの家は冷蔵庫がないから…」と余計な気を遣わせてしまう可能性があったりするのも事実です。

僕は電気や石油を大量に消費する暮らしからは少しずつ退行していきたいと思っています。その一環として冷蔵庫を持たないというのは有効であることが分かりました。生まれてから去年の夏までずっと冷蔵庫のある暮らしをしてきましたが、それがどれくらいエネルギーを使う生活だったのか垣間見えたところです。

便利なものをすべて否定するつもりはありません。本当に暮らしの助けになる文明の知恵はありがたく恩恵を受けつつ後世に伝えていくべきだと思います。

冷蔵庫はというと、どうなんでしょう?一般的にはもはや生活必需品と認識されていると思いますが、ここまで普及したのは第二次世界大戦後70年弱の間のはずです。その前はほとんどの家庭では電気式の冷蔵庫がなくても人々が生活していた。西暦でいうと2000年ぐらい人の歴史がありますが、そのうちの最近70年に生きている「先進国」と呼ばれる地域に住む人たちだけが冷蔵庫を「必需品」として捉えています。

僕は「必需品」とまでは考えません。商店や飲食店、食品加工場には必要ですが、個人宅では冷蔵庫がなくても生活ができることが分かったので。

依存しない程度に冷蔵庫を導入、するかどうか、というのが現在考えている感じです。うーん…
2013 
June 24
土曜日に少人数で集まって勉強会に参加、日曜日は公開討論会というのに行ってきました。

東京で働いていた頃は、正直なところ政治にそれほど興味がなかったし、誰が当選しても世の中は別に変わらないと感じていました。だから投票日に何か用事があったらそっちを優先してました。

今は、一人ひとりが関心を持って行動を起こさなければ政治屋の好き勝手に世の中のルールや方向性を決められてしまう、というふうに感じています。というかもうすでに世の中はそうなっていると分かったので、今までより少しでも政治に関心を寄せるようにして自分にとって大事なものを守りたいです。

【土曜日の勉強会で知ったこと】
土曜日の勉強会では選挙と政党(政治団体)、選挙区と比例代表、日本と外国の選挙などについて知ることができました。

【政党要件】
正式に「政党」として認められる為には、その団体に5人以上の国会議員がいるか、直近の国政選挙で全体の2%以上の得票実績が必要。要件を満たすと「政党助成金」がもらえたり、選挙でも他の団体や個人で出るよりもかなり有利なようです。

【世界一高い日本の供託金】
衆院選・参院選に立候補の場合、比例代表で(政治団体の擁立候補として)出馬なら1人あたり600万円、選挙区で(個人として)出馬なら1人あたり300万円を供託金として払わなければならない。例えば10人の候補を出馬させる団体は1回の選挙で6000万円の出費!外国の供託金で一番高いのが韓国で約110万円、日本で選挙に出ることのハードルの高さが伺い知れます。

【選挙活動と事前活動】
①特定の選挙における②特定の候補者を③当選または落選させるための依頼…は「選挙活動」にあたり、選挙期間より前に行うと違法です。例えば僕がいま、7月の参院選出馬予定者のAさんを気に入ってて勝手に「Aさんに清き一票を」などと言ったらアウト。この場合、出馬予定者が直接ペナルティを受けることはありませんが、「彼を支持する人の中にはこんな輩がいます」と報道されることでイメージダウンにはつながる可能性はあります。

【少し残念な公開討論会】
勉強会の次の日に行った公開討論会は、正直あまり面白いとは思えませんでした。聴衆からの質問受け付けはなく、結局のところ各出馬予定者の所信表明みたいな感じで、出馬予定者どうしでの議論もありませんでした。もしかしたら公職選挙法の縛りでやむを得ずこんな形になったのかもしれませんが。
2013 
May 19
先日、岡山市内で行われた「発酵マルシェ」というイベントに行ってきました。

その中で、天然酵母パンのお店「タルマーリー」さんのパン作りワークショップが面白いと思いました。



【天然酵母とイースト菌の違い】
実はどちらを使ってもほぼ同じように焼けるし、イースト菌のほうが手間もかからず、誰でも分かるほど歴然とした味の差があるわけではないとは思っているそうです。ただ、自家製天然酵母は発酵の原料にこだわることができるのでやっているそうです。

【堆肥が発酵に影響する?】
お米を使った発酵において、どうしてもある局面でうまく発酵せずに腐敗の方向に菌が作用してしまうことがあったとか。成功した場合との違いを考えたところ、肥料や堆肥を使わない自然栽培米だとうまく発酵していて、牛ふん堆肥を使って育てた有機栽培米だと腐敗に進んでしまっていたそうです。ある段階まで完成した製品を仕入れるのではなく、自分で材料を選んで作るということは、思い通りのものにならず失敗するリスクも負うことになるので大変だと感じました。

ちなみに、僕が「有機栽培じゃなくて自然栽培が本当はいい」みたいなことを言うと「農薬が体によくないのは分かるけど、肥料や堆肥もだめなんて、そしたら何も食べられないじゃないか」「そんなわがままを言うのは一生懸命作っている農家の方に失礼だ」と思う人もいると思います。タルマーリーさんの場合はあくまで発酵に対するこだわりで、すべての人がそこまで気にする必要はないと思います。

【自家製酵母で作り続ける理由】
イースト菌はすでに原料から抽出された製品ですが、自家製天然酵母は原料から自分で選んで作るもの。タルマーリーさんは自分で作る面白さがあるから自家製酵母でやっていると言ってました。また、食の安全についても少し触れていましたが、僕も、本当の食の安全を考えるなら自分で原料から選んで作るのが一番よいと思います。

【オーブンのない我が家】
ところで、あくまで普通の家庭向けの話をされていたので、当然冷蔵庫やオーブンがある前提のお話だったのですが、我が家には両方ないことを話したら、それはそれで興味深いとおっしゃってくれて、少し話が弾んだように思えました。

【今度はぜひ】
今回は会場に到着したのが遅くて、タルマーリーさんのパンは売り切れで食べられませんでした…。お店のある真庭市勝山はとてもいいとこだと評判だし、いつかぜひ訪問して食べさせていただきたいです。


【発酵'sのフォーラム】
同じく真庭市で酒蔵や味噌作り、ワイン作り、やぎのミルクからチーズ作りなどをされている方々のグループ「発酵's」によるフォーラムが開催されていました。


今回出席されていた発酵'sの面々

共通の話題は何と言っても「発酵」。それぞれの方が日々思い思いに触れている発酵について考える会でした。

【聞きそびれたこと】
ちょっと話がズレるかもしれませんが、僕はいまバイオガスというものに興味があります。糞尿をメタン発酵させて出たガスを燃料として抽出したものがバイオガスで、特に牛だと効率がいいというのを本で読みました。今日来られていた発酵'sの方々が関わっているのは食品関連でしたが、バイオガスも細菌や微生物による発酵で作られるものなので、研究や実践をされている方がいたらぜひお話を伺いたいと思いました。
2013 
May 08
5月6日に広島市内で詩人のアーサービナードさんと俳優の山本太郎さんの対談を見てきました。



【アーサーさん】
アーサーさんはアメリカ出身ながらとてもよく日本語を研究していて、日常の素朴な疑問から社会的な問題まで、笑いを交えて批判することができる方です。以前講演を見た時、卒業式でよく歌われる「蛍の光」の歌詞が実は日本古来のことを歌っておらず、中国の古典をパクっているのではないかとお話されていたのを覚えています。原爆や原発についても長い間批判を続けています。

【アーサーさんと太郎さんの対談】
そんなアーサーさんとの対談の中で、選挙活動などで気になっていた山本太郎さんの話を聞くことができました。テレビや新聞というメディアが根本的に偏った情報の伝え方をしているという話、芸能界(特にテレビ)の仕事ではスポンサーやその他利権を持っている会社などに対して配慮しなければいけないことが多すぎて真実が伝わっていないのではないかという話に共感できると思いました。世間では太郎さんのことをキチガイ呼ばわりする人も多いように感じますが、僕はそうじゃないと思いました。

【太郎さんが選挙に出たら】
もし太郎さんが僕たちの住む地域の選挙区(広島6区)で出馬したら、たぶん彼に票を入れることを考えると思います。それは、放射能や被爆について同じように感じているからという理由ではなくて、他の問題についても自分たちと対話してもらえる人だと思うからです。あと、都内で選挙活動を行う時はできるだけマスクを着用してもらえたらいいなと思いました(2012年12月の衆院選ではしてない場面が多いと感じたため)。
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