天然ふーふ
持続可能な自給自足的暮らしを求めて、東京から瀬戸内海沿岸に移住(いわゆるIターン?)した我が家(または僕)の生活や思いを綴るブログ。3.11の地震による原発事故後、これまで自分たちが送ってきた生活のあり方を考え直して移住を決意。移住後は、これまでの文明的な生活は否定せずとも、できるだけ電力会社や石油エネルギーに「依存」することから脱却し、持続可能な社会やコミュニティ、生活を作ることを目指す。もちろん原発は必要ないと思う。現在、冷蔵庫なしで低電力生活中。月の電気代は500円ほど。
2013
February 07
February 07
バリ島のウブドで「ジェゴグ」「舞踊+ガムラン」「ケチャ」など、いくつか音楽や舞踊の公演を見に行きました。どれも小中高で教わるような音楽や街に流れるポップとは全然違いました。当然ですが。
【ジェゴグ】
ジェゴグは巨大な竹を使ったガムランで、今回の旅でぜひ見たいと思っていたものの一つです。竹という素材ならではの重低音が心地よく、またスティールパンのような高音に竹のアタック音が混じった感じが特徴かと思います。

大小何台も連なって演奏されます。みんなが同じタイミングで叩いたり、少しずつタイミングをずらして叩いたりする姿に感心しました。

大きいジェゴグ。でも「バスジェゴグ」とか「バリトンジェゴグ」とか言わないんでしょうね。
【舞踊+ガムラン】
特に「スマラ・ラティ」というグループの演奏に魅了されました。普通は村単位とかでグループを作るらしいんですが、彼らは芸術大学の卒業生などが集まってメンバー構成されているそうです。グループの成り立ちについては賛否両論あるらしいですが、それを乗り越えて継続している強さがあるのでしょう。

リーダーのアノム氏。ひょうひょうとした表情から繰り出される奇妙な動きが魅力的。

これはスマラ・ラティの楽器ではないですが、鍋みたいな楽器が印象的だったので撮りました。
【ケチャ】
ウブド滞在中最後の夜に見たのですが、迫力のある公演でけっこう見ごたえがありました。現在の日本でこういうことをやるとなるとかなり大げさになると思うのですが、ウブドの人たちは日常の延長でやっている感じで、何となく日本人が失ってしまったものを見ているような気がしました。

大勢の上半身裸男が「ケチャケチャケチャ・・・」とリズムに合わせて連呼し、たまに一人がテンポよく甲高い声を上げたり、それに合わせて全員が同じ方向に倒れ込んだり。
【ティンクリック】
ウブドの宿に置いてあった楽器。けっこういろんなところで見かけますがどこにでも置いているわけではないとか。ティンクリックで弾く曲を少し教わって少しだけ弾けるようになりました。

ティンクリックはだいたい60~70cmぐらいの幅の竹琴。買ってバラして持って帰りたいと思いましたが、日本のほうが乾燥しているので割れてしまいそうだし、音も狂いそうだし、重そうなのであきらめました。
音楽というと五線譜やらト音記号やら音符が出てくるのが一般的ですが、民族や地方によって音階やリズムなどの形態はさまざまで、近頃、本当はそれぞれが表現しているものは今まで教わったような理論で捉えきれるものではないと感じていました。たとえば1オクターブが12音に分割されていると考えるのが音楽的な常識でありすべての大前提だと思っていましたが、それは無数にある捉え方や理解方法のひとつでしかない。ムビラLIVEの時あたりから音楽への新しい接し方が見えてきた気がしていて、それをさらに意識するようになったバリでの音楽体験でした。
(ゴ)
【ジェゴグ】
ジェゴグは巨大な竹を使ったガムランで、今回の旅でぜひ見たいと思っていたものの一つです。竹という素材ならではの重低音が心地よく、またスティールパンのような高音に竹のアタック音が混じった感じが特徴かと思います。
大小何台も連なって演奏されます。みんなが同じタイミングで叩いたり、少しずつタイミングをずらして叩いたりする姿に感心しました。
大きいジェゴグ。でも「バスジェゴグ」とか「バリトンジェゴグ」とか言わないんでしょうね。
【舞踊+ガムラン】
特に「スマラ・ラティ」というグループの演奏に魅了されました。普通は村単位とかでグループを作るらしいんですが、彼らは芸術大学の卒業生などが集まってメンバー構成されているそうです。グループの成り立ちについては賛否両論あるらしいですが、それを乗り越えて継続している強さがあるのでしょう。
リーダーのアノム氏。ひょうひょうとした表情から繰り出される奇妙な動きが魅力的。
これはスマラ・ラティの楽器ではないですが、鍋みたいな楽器が印象的だったので撮りました。
【ケチャ】
ウブド滞在中最後の夜に見たのですが、迫力のある公演でけっこう見ごたえがありました。現在の日本でこういうことをやるとなるとかなり大げさになると思うのですが、ウブドの人たちは日常の延長でやっている感じで、何となく日本人が失ってしまったものを見ているような気がしました。
大勢の上半身裸男が「ケチャケチャケチャ・・・」とリズムに合わせて連呼し、たまに一人がテンポよく甲高い声を上げたり、それに合わせて全員が同じ方向に倒れ込んだり。
【ティンクリック】
ウブドの宿に置いてあった楽器。けっこういろんなところで見かけますがどこにでも置いているわけではないとか。ティンクリックで弾く曲を少し教わって少しだけ弾けるようになりました。
ティンクリックはだいたい60~70cmぐらいの幅の竹琴。買ってバラして持って帰りたいと思いましたが、日本のほうが乾燥しているので割れてしまいそうだし、音も狂いそうだし、重そうなのであきらめました。
音楽というと五線譜やらト音記号やら音符が出てくるのが一般的ですが、民族や地方によって音階やリズムなどの形態はさまざまで、近頃、本当はそれぞれが表現しているものは今まで教わったような理論で捉えきれるものではないと感じていました。たとえば1オクターブが12音に分割されていると考えるのが音楽的な常識でありすべての大前提だと思っていましたが、それは無数にある捉え方や理解方法のひとつでしかない。ムビラLIVEの時あたりから音楽への新しい接し方が見えてきた気がしていて、それをさらに意識するようになったバリでの音楽体験でした。
(ゴ)
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2013
January 23
January 23
天気の良いある日。
縁側で干し柿を作るわたし
光とわずかな風
ひなたぼっこのノラ猫
停めてある自転車、洗濯物
辺りの家の屋根、壁、地面、草木。
目に見えるかたちはみんな違うけど、あぁ、今ひとつだなぁと感じるひととき。
そんなとき、耳を澄ますとやわらかな音楽が聴こえてくる気がする。

いつも身のまわりにある、その音楽に気づかせてくれたのは「ムビラ」のライブだった。
ジンバブエのショナ族古来の楽器で、形はカリンバに似ている(といっても、奏者によるとプリンと冷蔵庫くらいの違いがあるそうな!)。
儀式や祭りで先祖の霊やスピリット(精霊)と交信するときに用いられてきた、自然(宇宙)と人びとをつなぐ役割をもつ神聖な楽器。
やさしくて不思議な底力をもった音色に呼び覚まされるように、日々の景色がすこし変わってきた。
そんな中、こんどはバリ島へ「ジェゴグを聴きに行く機会が巡ってきた。
竹のガムランと呼ばれる大きな大きな竹琴で、バリ島西部のヌガラ地方で生まれたもの。
音楽にみちびかれて、ちょっくら行ってきますね。
良き日々を。
(ゆ)
縁側で干し柿を作るわたし
光とわずかな風
ひなたぼっこのノラ猫
停めてある自転車、洗濯物
辺りの家の屋根、壁、地面、草木。
目に見えるかたちはみんな違うけど、あぁ、今ひとつだなぁと感じるひととき。
そんなとき、耳を澄ますとやわらかな音楽が聴こえてくる気がする。
いつも身のまわりにある、その音楽に気づかせてくれたのは「ムビラ」のライブだった。
ジンバブエのショナ族古来の楽器で、形はカリンバに似ている(といっても、奏者によるとプリンと冷蔵庫くらいの違いがあるそうな!)。
儀式や祭りで先祖の霊やスピリット(精霊)と交信するときに用いられてきた、自然(宇宙)と人びとをつなぐ役割をもつ神聖な楽器。
やさしくて不思議な底力をもった音色に呼び覚まされるように、日々の景色がすこし変わってきた。
そんな中、こんどはバリ島へ「ジェゴグを聴きに行く機会が巡ってきた。
竹のガムランと呼ばれる大きな大きな竹琴で、バリ島西部のヌガラ地方で生まれたもの。
音楽にみちびかれて、ちょっくら行ってきますね。
良き日々を。
(ゆ)
2013
January 21
January 21
2013
January 18
January 18
2013
January 11
January 11